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2016/10/21

愛の締め技

先月9月に入籍をして、結婚式を挙げた。人間が2人いて、その2人が一緒に暮らしたいと思い、そのために入籍手続きをし、結婚式を挙げ、披露宴の場を用意するというくだりはフォーマットになっていて、そこに乗って行ったのだけど、準備は簡単ではなかったし、いろんなことがあった。だからこそ、僕は結婚式を挙げてよかったなぁと思うし、何よりそこでたくさんの人たちに再会できて嬉しい気持ちになった。

まだ一緒に暮らし始めて一月くらいで、なれない生活に悪戦苦闘しながらも、だんだん落ち着いてきた感じもある。というところで3連休に入って気が緩んだのか、奥さんは熱を出し、ぼくはその翌週に喉をやられた。最近の飲み会でちょっとはしゃぎすぎたかもしれない。

というのも、そこで聞いた2つのエピソードが面白くて、それは結婚するかしないかを男性に求める時の女性の、いわば「愛の締め技」の話だった。なかなか男性が結婚に向けた話を進めない時の「どうするんだ一体」を問い詰めるやり方の話は、非常に面白かった。

ひとつは、女性から聞いたもの。年上の男性と一緒に住んでいたのかな?付き合っていくなかで結婚の話が具体的にすすまないことにやきもきした女性が、「年内までに結婚するかしないか決めろ、さもなくば別れる」と言った、という話。

もう1つは、3年以上同棲をしていた彼女から「結婚しないならもう出ていく」という話になりその次の日にもう他の男と飲みに行っていたらしい。「私にはすぐにでも結婚してくれる男はいるんだよ」と言外の実践で示してきて、さらにその後、荷物をまとめて出て行こうとする彼女に「ちょいちょいちょい、落ち着こう、結婚に向かって付き合っていこう」と言ったという。

こういう時の女性の本気というかスキルってあるよなぁと思う。期限(年内、もしくは数日中)を設定し、関係性(男友達、家族など)を用い、感情(怒り?悲しみ?)をのせて、希望を信じつつ賭けにでる。エーリッヒ・フロムが愛は技術だと言ったけれど、この2つのエピソードを聞いて本当にそうだなーと思ったし、男性としてはこの技術を使った時のエピソードを収集しておいたほうがいいんだろうなと思う。なのでこのエピソードは飲み会のために引き出してみたいと思う。